「姿勢を正しく」とよく言います。
正しい姿勢とは? 胸を張る、顎を引く、お尻を引っ込める等。いろいろ気をつけるポイントがあります。
しかし、最初に地面に触れて支える身体のパーツは足です。
足がしっかり地面に接触していないと足から上の身体は不安定となり、バランスををとる為に筋肉を酷使してしまいます。
その結果、肩こり・腰痛・背中の痛み・四十肩などになりやすくなります。
そこでまずは正しい姿勢の第一歩として「足の重心点」を考えてみましょう。
足は母趾腹(親指の腹)と母趾球(親指のつけ根)、小趾腹(小指の腹)と小趾球(小指のつけ根)、踵の5点が地面との設置ポイントになっています。


その5点を地面に接触させると正しい重心になります。
そして重心点はくるぶしの少し前で第2,3足趾間にあります。
この様な重心は理想的ですが、それを妨げる色々な要素が存在します。
その一つとして「浮き指」があります。


「浮き指」とは常に足の指が上に反ってしまっている状態のことです。
「浮き指」の原因は足に合わない靴を履き続けることで、歩いてずれそうになる靴を指で引っかけてしまう状態を作ってしまうことにあります。
対策としては一番は自分の足に合う靴を履くこと。
ケアとしては足の指でグーを握り、足首と一緒に伸ばしていきましょう。ただし、無理は禁物です!痛気持ちいいを目安にストレッチしましょう。
まずは自分の足が「浮き指」か確認してみてはいかがでしょうか。
やり方は簡単で平らな床に立ち、床と足の指との間に紙を差し込んでみます。紙が差し込めれば正常、差し込めてしまうと「浮き指」となります。
結果、「浮き指」だと判明した方も諦めずに自分の足に合う靴を履き、マメにストレッチをしてみて下さい。
目指せ5点立ち!それが正しい姿勢の第一歩。